お子様にかける言葉一つにも、こだわります。

中学受験専門 個別指導塾ココロミル 渋谷校

講師の奥井です。

 

指導をしていると、お子様にかける言葉一つ一つが、学習効果や意欲に影響を与えることを改めて実感します。
私たち講師は、学習内容をわかりやすく説明することはもちろんですが、それ以上に

「お子様は今、どんな気持ちなのか?どんな言葉をかければ、気持ちよく勉強を進めることが出来るのか?」

といったことを考えながら指導にあたっております。今回は、その事例をご紹介いたします。

 

算数の問題を頑張って解いたが、計算ミスで答えが間違っていたとき。お子様にどのような言葉をかけるべきでしょうか。

「どうして計算ミスなんかするの!確認しろっていつも言っているでしょ!」

お子様のことを思う気持ちが強いために、ついこのような言葉をかけてしまう親御様もいらっしゃるかもしれません。
(ちなみにこれは、私自身が中学受験生だったとき、母から繰り返し言われた言葉です。。笑)

言うまでもないことですが、これでは逆効果です。

このような言葉をかけられたお子様は「せっかく頑張って問題解いたのに、叱られた。好きで計算ミスして間違えたわけじゃないのに。。」と、がっかりしてしまいます。
これでは、お子様のための言葉が、結果としてお子様の学習意欲を削ぐ原因にもなりかねません。

このような場合、どういった言葉をかけることが望ましいのでしょうか。

一例をご紹介します。

 
「難しい問題だったけど、頑張って解いたんだね!途中までは合っているよ。最後の答えが少し違ってるみたいだから、どこで間違えたのか、一緒に確認してみよう!」

こう言われたとき、お子様は「難しい問題だったけど、誉められたし、頑張って良かった。でも答えが違うなら、もう一回確認してみようかな。次は出来るかもしれない」と、前向きに考えることができるでしょう。

 

お子様に声をかける際に意識したいのは、以下の2点です。
1.答えが間違っていたとしても、頑張って解いたことは誉める。
2.間違えた原因を、本人に振り返ってもらうきっかけをつくる。

今回のケースでは「計算ミスをしたこと(悪かった点)」ではなくて、「頑張って解いたこと(良かった点)」に焦点を当てています。

 

「勉強をきちんとしていること」それ自体が、お子様にとっては頑張っていることなのです。頑張って解いた問題の答えが違っていた。そのとき、悔しいと感じているのは、他の誰でもないお子様自身なのです。

お子様の気持ちを察したとき「答えが合っていれば誉める、間違っていれば叱る」というのが、必ずしも合理的ではない、と気づかされます。

単に勉強を教えるだけではなく、「お子様が前向きに勉強できるよう、コミュニケーションをする」そこまで含めて、私たちは「指導」と考えております。

 

お子様にかける言葉一つにもこだわる。これが、ココロミル式の指導です。


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中学受験専門 個別指導塾 ココロミル 渋谷校
塾長
山田 佳央 (やまだ よしお)
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-16 エメラルドアオキビル4F[渋谷駅より3分]
TEL: 03-6427-9314
E-mail:yamada@kobetsushido-shibuya.com
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